研究開発について

研究開発体制

殿町メディカル研究所(MediSky)

殿町メディカル研究所は神奈川県川崎市にある殿町国際戦略拠点“キングスカイフロント”に位置しています。“キングスカイフロント”はオープンイノベーション拠点として、健康、福祉などのグローバルビジネスを展開する企業が集積しています。また、羽田空港の対岸に位置していることもあり、国内外交通の要所でもあります。
殿町メディカル研究所には、多くのお客様・お取引先と『つながる』をコンセプトに、Webコミュニケーションの設備を完備しています。医療機器の試作やシミュレーション設備を備え、医療現場の声をスピーディーに形にし、評価する体制を整えています。医療ニーズに応える製品開発のため、これまで蓄積してきたノウハウを活用しながら、注力分野である消化器内視鏡分野や血管内治療分野の次世代製品や、その他新規分野のニーズ探索から技術開発を世界中の医療従事者の皆さんとおこなっています。

秋田研究所(秋田住友ベーク株式会社内)

1987年に住べメディカル株式会社が医療機器の製造販売を開始し、1994年に住べメディカル株式会社を含む住友ベークライト株式会社子会社4社が統合し、秋田住友ベーク株式会社となりました。現在も秋田住友ベーク株式会社では医療機器製品の製造を行っており、生産部門と連携を図るため、秋田研究所を設置しました。
秋田研究所では、内視鏡治療デバイスやサージカルデバイスなどの開発を行っています。殿町メディカル研究所はもちろん、生産を行う秋田住友ベーク株式会社、東莞住友電木有限公司、評価試験センターと密に連携を取りながら、開発の精度向上とスピードアップの両立を図り、より医療現場のニーズにあった製品開発を進めてまいります。

評価試験体制

評価試験センター(三重工場)

評価試験センターでは、開発製品の品質や性能の検証をおこなっています。ISO/IEC 17025:2017を取得し、以下の範囲において試験所として認定を受けています。評価ノウハウを蓄積し、安心・安全な製品を世界中の患者さまへ迅速に届けるために日々研鑽しています。

 

(認定範囲)

  • GC-MS内標準法を用いた塩化ビニル樹脂(PVC)の抽出液中のフタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)の定量試験
  • SEM-EDXを用いたステンレス鋼のニッケル(Ni)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)の定量試験
  • HPLCを用いたポリカーボネート中のビスフェノールA(BPA)の定量試験
  • ラジアルフォーステスターを用いた血管内ステント製品のラジアルフォース試験


・規格名:ISO/IEC 17025:2017
・認定番号:103579

デザイン受賞歴


川澄ジャバラ大腸ステント
「2019 年度グッドデザイン賞」受賞

詳しくはこちら(外部リンク)


胆管ステント [川澄ダックビルIT 胆管ステント]
「2019 年度グッドデザイン賞」受賞

詳しくはこちら(外部リンク)