血液

事業概要

SBカワスミの前身である川澄化学工業は、1954年に日本初のプラスチック製の採血・輸血セットを実用化して以来、血液バッグを中心として血液事業分野においてグローバルに事業展開しています。
医療に欠かせない輸血用の血液製剤は、高齢化や新興国での人口増加・経済発展などにより需要の拡大が見込まれています。また、輸血副作用防止など、血液製剤の安全性に対するニーズも高まってきています。

採血から輸血まで

献血(採血)してから、製剤化、保存、輸血までを完全クローズドシステムにより無菌的に行うのが血液バッグや成分採血キットです。さらに、輸血副作用の原因の一つとされる白血球を除去するフィルターが血液バッグや成分採血キットに組み込まれ、白血球を除いた輸血用血液製剤が医療の現場に供給されるようになってきています。

SBカワスミは、血液に関連する医療機器の開発、生産を通じて築いてきた技術と品質の高さで、今後も安全な血液の需要をサポートし続けます。

製品紹介

血液バッグ

採血から成分分離、保存、最終的に患者さんに輸血されるまでをクローズドシステムによって無菌的に行う、機能性と安全性の高い製品です。全血を採取する抗凝固剤の入った親バッグと、遠心分離された血液成分を保管する子バッグで構成され、医薬品と医療機器とが一体となった製品です。

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カーミCA液

カリウム吸着フィルター

カワスミカリウム吸着フィルター

赤血球製剤中に増加した過剰なカリウムイオンを80%以上、吸着・除去するフィルターです。胎児・未熟児・新生児・交換輸血または体外循環を受ける小児、および救命上緊急な急速大量輸血が必要な患者さんに対し、カリウム値が上昇しているおそれのある赤血球製剤(照射血・長期保存血)を輸血する際に使用されます。