事業概要
SBカワスミの前身である川澄化学工業は、1972年に国産第一号のコイル型ダイアライザー(人工腎臓)を開発するなど、日本国内外において人工透析治療の発展に寄与してきました。
現在、人工透析治療が必要な患者さんは全世界で200万人を超えており、生活習慣病の増加や新興国・途上国の経済発展、社会保障制度の充実などによりさらに患者数が増加しています。そして、今後もこの増加傾向は続くものと見込まれています。
人工透析治療とは
腎臓は血液から老廃物や毒素、余分な水分などをろ過したあと、尿として排出し、体液を浄化する働きを持つ臓器です。慢性腎不全などによって、腎臓の働きが低下すると、身体の代謝機能も低下し、血液を浄化することができなくなります。慢性腎不全では一度失った腎臓の機能は元に戻らないため、腎臓の機能を補完するための人工透析治療、あるいは腎移植が必要となります。
SBカワスミは、ダイアライザー、血液回路、AVF針、生理食塩液など、人工透析治療に必要なディスポーザブル製品の開発・製造・販売をグローバルに展開しています。
製品紹介
血液回路
血液を体外に循環させる役割を担います。血液をダイアライザーへ送り、ダイアライザーで浄化された血液を再び患者さんへ戻す血液の通り道です。医療機関の治療環境に合わせた規格を取り揃えています。
生理食塩液
血液透析開始前に、ダイアライザーおよび血液回路内を洗浄、充填するために使用されます。また血液透析終了時に、ダイアライザーおよび血液回路内に残った血液を体内に戻す際にも使用されます。